2016年01月18日

購入記録(2016.01.18)

椎名高志 絶対可憐チルドレン(44) 小学館 ¥463

ユーリの来日で新たな展開を迎える『絶対可憐チルドレン』最新刊。
ザ・ハウンドのふたりの活躍も嬉しいです。
此処のところ,連載が不定期になっているのが気になります。
というよりも,休載が頻発しているのかな。
最終章に位置づけられる高校生篇だけに完遂して欲しいものです。

〈2016年漫画購入覚書〉 計15冊
posted by 森山樹 at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

2016年01月17日

菅野マナミ『良い子さんと不良先生』

〈2016年漫画感想3冊目〉
菅野マナミ『良い子さんと不良先生』


 『ひまわりさん』の菅野マナミによる自薦短篇集。珠玉という言葉が相応しい素敵な作品になっています。『ひまわりさん』の登場人物の原型にも思える者もいて頬が綻ぶのを感じるのも嬉しい。作品全体に流れる優しい雰囲気に心捕らわれてなりません。また,猫や狐といった動物が登場する作品が多いのも特徴と言えるでしょう。割と古めの作品も含まれていますが,絵柄が安定しているのが素晴らしい。作者による自作解説も楽しめます。とにかく女の子が可愛らしくて魅力的なのが秀逸。このあたりは『ひまわりさん』に踏襲されています。特にしっかり者とうっかり者の組み合わせを描かせたら絶品な気がします。個人的には眼鏡娘率の高さも嬉しかった。他愛のない日常を描いた作品も不思議な非日常を描いた作品も変わらず愛おしく思えます。微百合な描写も含めて女の子同士の関係を描いたら現在最も好きな作家のひとりであることは間違いありません。実に至福の時を堪能いたしました。

 収録されている短篇は全部で10篇。登場人物が共通するものはありません。長いもので20頁強,一番短いものは2頁と短篇よりも掌篇というほうが相応しい作品も含まれています。一番好きなのはやはり表題作の「良い子さんと不良先生」に尽きます。不良先生こと美術の山口先生がとにかく魅力的に過ぎます。白衣に眼鏡で咥え煙草が似合っているのも大変に好み。良い子さんこと良子さんを愛でる姿が愛おしい。このふたりの更なる物語も読んでみたいものであります。「彼女のひみつ」も素敵。物語との結末は割合に想像し易いものですが,それが陳腐になっていないのが素晴らしい。此方もその後が気になります。「良い子さんと不良先生」も「彼女のひみつ」の出逢いが描かれるので,猶更その後が知りたくなってしまうのは仕方がありません。印象的だったのは「まぼろし」。これも出逢いだけが描かれる作品となります。連作にして欲しいというのは,短篇としては成功しているという証左なのでありましょう。「まぼろし」はとにかく天然お姉さんの魅力が素晴らし過ぎます。菅野マナミの描く年の差があるふたりは同性異性に関わらず,本当に楽しい。「夏」と「狐の電車」は小学生が主人公。「夏」の目を前髪で隠した女の子がお気に入り。着物姿がたまらなく可愛いです。「視線」は2頁の掌篇。憧れの先生に恋する女の子が実に素敵。この器用な不器用さは『ひまわりさん』に通じるものを感じます。

 大変素敵な物語ばかりでありました。普段は短篇集というものには興味を抱かないのですが,この作品で認識を改めました。物語が短い分,小気味よくまとまった作品に仕上がっていて,長篇よりも自分好みかもしれません。続きが読みたいというもどかしい気分にもさせられるのもまた幸せでありましょう。とにかくどの物語も実に魅力に満ちており印象的でありました。作者による解説と合わせて読むことで更に楽しさが増すのも二重丸。甘酸っぱさに満ちた青春に憧憬を覚える珠玉の短篇集でありました。
タグ:菅野マナミ
posted by 森山樹 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想

購入記録(2016.01.17)

田中メカ 朝まで待てません!(1) 白泉社 ¥463
雪子 ふたりべや 幻冬舎 ¥680

どちらも題名&表紙買い。
今年は控えようと思っているのだけれどなあ。
『朝まで待てません!』は如何にも白泉社な恋愛漫画みたい。
『ふたりべや』は女子高生同居4コマ漫画かな。
額面通りならどちらも好みの筈。
大いに期待したいと思います。

〈2016年漫画購入覚書〉 計14冊
posted by 森山樹 at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

2016年01月15日

購入記録(2016.01.15)

もとなおこ アンと教授の歴史時計(1) 秋田書店 ¥463
くせつきこ かみがたり(1) 秋田書店 ¥499

もとなおこの新作を購入するのは久しぶり。
大好きな漫画家のひとりなのですけれどね。
舞台が19世紀の英国というだけで楽しみです。
チャーチルやウェルズが登場するのも嬉しい。
『かみがたり』は表紙買い。
江戸を舞台とした陰陽師による退魔ものという感じでいいのかな。
上手く嵌れば,かなり自分好みの筈。
楽しみにしています。

〈2016年漫画購入覚書〉 計12冊
posted by 森山樹 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

2016年01月13日

吉田秋生『海街diary(7)あの日の青空』

〈2016年漫画感想2冊目〉
吉田秋生『海街diary(7)あの日の青空』


 鎌倉を舞台に四姉妹それぞれの物語が織られる『海街diary』の第7巻です。幸,佳乃,千佳,すずと四者四様の恋模様が実に微笑ましい。不穏な気配が漂う予感もありますが,気の所為であると思いたいところ。苦しんだ人間には相応の幸せが訪れると信じたいものです。また,すずがサッカー特待生として静岡の高校への進学を決意したことで物語も大きな分岐点に差し掛かっているように感じます。新たな恋を始めた幸と佳乃,ネパールに旅立った店長の身を案じる千佳,朋章に憧れながらも風太の恋を育んでゆくすずとそれぞれの物語が愛おしい。特に幸と佳乃のふたりは大好きなので彼女たちの行く末には注目しています。一応はそれぞれに交際を始めたということになるのでしょうけれども。どちらも本質的には真面目で不器用な点があまりにも魅力的であります。一方で,これまでは傍観者といった趣の強かった千佳が今後は中心に位置して来そうな感じ。彼女の不安が的中しないことを祈るばかりであります。すずが気付いた千佳の異変も気になるところです。

 今巻には4話が収録されていますが,一番好きなのはやはり表題ともなっている「あの日の青空」でありましょう。佳乃と坂下課長の関係が一気に進展するのが嬉しい。漸くその過去を吐露した坂下課長の想いに苦しさを感じます。そんな坂下課長に寄り添う佳乃が美しかった。また,山猫亭のおっちゃんの激白も辛かった。誰もがみな重い過去を背負っています。でも,だからこそ,みなが幸せを掴んで欲しい。そう思って止みません。だからこそ,山猫亭のおっちゃんは坂下課長を不器用なやり方で背中を押したのでありましょう。また,山猫亭が四姉妹の交錯する場所となりつつあるのも興味深いです。久しぶりに朋章の動向が明らかになった「同じ月を見ている」も印象深い。朋章と風太,それぞれのすずに対する言葉が素敵でありました。朋章もまたこのような形でいいから登場して欲しいもの。鎌倉に戻ってくるようなことがあれば,佳乃とすずにとっては心穏やかではいられなくなるかもしれませんけれども。「パント女子と海日和」はコロッケパンの美味しそうな物語。湘南海岸で一歩足を進める幸とヤスの姿が心に残ります。「遠い雷鳴」での口づけの場面への関係の進展が大変楽しい。幸は苦しい不倫を経験してからの新たな恋愛だけに一番気になっています。意外に感情豊かな表情を見せるのが楽しいです。ヤスの保護者に見えるのは仕方がありませんけれども。

 登場人物の誰もが愛おしく感じる巻でありました。特に山猫亭のおっちゃんの悔恨からの坂下課長への檄とも取れる背中押しがたまらなく素敵。その坂下課長に寄り添う佳乃,ヤスの告白を受け入れた幸と物語の大きな転換が今後如何なる風に作用するのか楽しみでなりません。問題はやはりネパールへ旅立った店長を想う千佳と静岡の高校への進学を決意したすずのふたりかなあ。特に千佳は様々な意味で心配でなりません。この不穏な予感が的中しないことを祈るばかりです。漸く掴んだ楽しい鎌倉での日々から離れ,サッカーを選んだすずも気になるところ。四姉妹を始めとする登場人物の全てが相応の幸せを得ることを願います。

(小学館 2015年)

タグ:吉田秋生
posted by 森山樹 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想