2015年10月10日

購入記録(2015.10.10)

久正人 ノブナガン(6) 泰文堂 ¥702

『ノブナガン』最終巻は購入と同時に読了。
まあ,web連載でも読んでいるんですけれどね。
絶望から希望への遷移がたまらなく素敵。
浅尾さんが此処まで大きな存在になるとは思ってもみなかった。
しおと浅尾さんの本当の出逢いから再開までの流れの美しさは格別。
もう少し読みたかったけれど,此処まで綺麗に終わってしまうと満足です。
いや,本当に素晴らしい作品でありました。
感謝します。

〈2015年漫画購入覚書〉 計165冊
posted by 森山樹 at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

高尾じんぐ『くーねるまるた(7)』

〈2015年漫画感想26冊目〉
高尾じんぐ『くーねるまるた(7)』


 東京在住ポルトガル女子マルタの楽しい日常を描く『くーねるまるた』の第7巻です。相変わらずの素敵な日常が実に羨ましい。こういう生活を送ることが出来れば幸せだろうなと思ってしまいます。とは言え,それはマルタの明るさに因るところが大きいのも事実。彼女の存在が周囲の人に笑顔と優しさを齎しているのだろうと感じます。何よりも物語の中で取り上げられる様々な食べ物が実に美味しそう。派手さはありませんが,創意工夫でどんなものでも美味しく作り上げてしまうマルタが素晴らしい。その性格とも相まって,まさに理想の女性ということも言えるでしょう。勿論,それは理想化された姿であるのは事実でありますが,等身大の女性として現実感があります。何時か,何処かで,このような女性と巡り合いたいものであります。因みに今巻では表紙で白無垢姿を披露しています。その姿が実に美しい。カラー扉の振袖姿もたまらなかったけれどね。マルタは着物が大変よく似合いますので,今後も是非披露して欲しいと思います。

 相変わらず,どのお話も素敵なものばかり。特に今巻は神永さんが中心となるお話が多くて嬉しかった。酒癖が悪くて,そそっかしい,けれども頼りになるお姉さんといった立ち位置の神永さんはマルタを除けば一番お気に入りの人物です。今巻では珍しくドレス姿も披露してくれます。思えば本来の職業は女医さんなんですよね。更にはアラビア風の露出の多い衣装も見せるなど,様々に楽しませてくれました。彼女の姪が登場する「叔母さんのアイス」は今巻で一番好きなお話かもしれません。小夜ちゃんにはいずれ再登場して欲しいものであります。また,大好きな山村暮鳥の詩『風景』を題材とした「いちめんの」も大好きなお話です。一面の菜の花を観ながら食べる菜の花のピクルス入り卵サンドイッチは美味しいことでありましょう。マルタのこの日本文学に対する素養の深さも魅力のひとつ。本来の専攻分野は都市計画学だったのですが,いつどこでこの日本文学に対する興味を得たのか気になります。恐らくまだその契機は描かれていない筈なので,いつかは知りたいものであります。なお,今巻は初めての企画として描き下ろし短篇「わたしのおとなりさん」が収録されています。これはマルタの隣人である美緒子を主人公とした掌篇。美緒子の可愛らしさがたまりません。そして隣人から見るマルタが振りまく幸せが印象的でありました。この企画は是非継続して欲しいもの。神永さんや由利絵から見たマルタの姿も描いて欲しいものであります。

 季節を感じさせる物語が多めの巻でありました。相変わらず,笑顔に溢れるお話ばかりで幸せを感じます。宮野さんや小夜ちゃんといった新たな登場人物もまたいつか姿を見せてくれることでありましょう。マルタの人間関係が広がっていくのも楽しいです。あの交流力が大変羨ましくてなりません。そして,今巻の最後でマルタは盛岡旅行へと旅立ちました。東京を離れての物語はこれが初めて。というか,マルタが日本に来て初めてのひとり旅というのは結構意外でした。何はともあれ,旅先でのマルタの行動が楽しみでなりません。盛岡は美味しいものも文学も満載の土地ですからね。期待したいと思います。
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posted by 森山樹 at 07:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想