2015年10月18日

ハルタvolume.28



〈乙嫁語り〉
 ダンゴムシになったパリヤさんが可愛過ぎる。ウマルの行動に困惑を隠せないあたりが本当に可愛いです。新たに登場のカモーラさんと友達になったのは重畳。アミルとカモーラさんを目標に理想の女性を目指すパリヤの今後が楽しみです。今のままで十分に魅力的ですけれどね。カモーラさんは更なる花嫁候補となるのかしらね。いい子過ぎるくらいにいい子です。

〈ダンジョン飯〉
 レッドドラゴンを倒す為の計画を練る一行。しかし,そんな中でマルシルがウンディーネの襲撃を受けて負傷してしまいます。更に魔力まで枯渇してしまう始末。この危機的な状態にかつての仲間が絡んできそう。ちょっとした波乱の予感がします。今回の料理はケルピーの焼肉。ひたすらレバーのみを与えられるマルシルが可愛そうでした。栄養価は高いんだけどね。

〈碧いホルスの瞳〉
 ワワトの賤民奴隷とシェプストの片時の触れ合いが切ない。アメン神官とは今後もことあるごとに対立することになるのでしょう。今回登場のハプスネブはセンムトと並ぶハトシェプストの側近だった筈。新たな敵と仲間とが登場したことになります。どうなることか。

〈ふしぎの国のバード〉
 日光を越えて会津道へと足を踏み入れたバードと鶴吉。そこは日本を旅慣れた鶴吉までもが困惑する極貧の地域でありました。その現実を目の当たりにして自信を失う鶴吉とそれを見守るバード。ふたりの間に確かな信頼関係が生まれていることが実感できるお話でした。しかし,あそこまで虫が徘徊する宿は自分には無理だなあ。

〈ストラヴァガンツァ〉
 鬼戎族に捕らわれたビビアン女王。その絶望感が凄まじい。幾ら勇敢であると言っても,うら若き乙女なのですから,それも宜なるかな。しかし,黒尾人のエヌエヌ衛士長の活躍で無事に救出されたのは重畳。そこにベッペ・モロからの情報があったのが面白いです。但し,鬼戎族の追撃を受けて逃げ込んだノーラスタは既にエシンに蝕まれた町でありました。

〈狼の口〉
 ウーリーとウンターヴァルデンからの援軍の到着をカタリーナ城のハインツに告げる為に疾走を続ける伝令3人。しかし,彼らが目にしたのは無残に落城したカタリーナ城でした。更に伝令のカールとベンヤミンはハプスブルクに捕えられてしまいした。状態を報告する為に戻ったフォイクトが戦いの鍵を握るのかな。いよいよモルガルテンの戦いに突入であります。

〈織子とナッツン〉
 二ノ宮先輩と岬先輩の甘い関係がたまらない。ナッツンたちに見られて動揺する二ノ宮先輩も眼福でありました。さびれた和菓子屋さんを盛り上げる為にハムハムたちが大活躍。それはともかくあんみつちゃん姿の二ノ宮先輩が最高でした。

〈ルドルフ・ターキー〉
 夏の終わりを告げるカンティーフェアを舞台とした切ない物語。ルドルフとラパン姐さんの関係が少し前進したのは重畳ですが,それはまたモモコにとっては喜ばしくも悲しい出来事。涙するモモコの頭に手を置くペイルの姿が印象的でした。ギル・ゴートから花束を贈られて喜ぶハミングバードも印象深い。そして,完全に枠外のヴェオがいい味を出しています。
タグ:ハルタ
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2015年10月16日

購入記録(2015.10.16)

志水アキ 絡新婦の理(1) 講談社 ¥463

志水アキが手掛ける京極夏彦の〈妖怪〉シリーズ漫画化の最新作の第1巻。
角川書店から講談社に移籍しての刊行ということになります。
原作が元は講談社ノベルスだから特段不思議なことは有りません。
なんとなくの違和感は覚えてしまいますけれども。
とまれ,一番好きな作品の漫画化ということで期待は大きい。
全部で何巻になるのかは想像がつかないですけれどね。
個人的には版型は角川書店版に合わせて欲しかったなあ。

〈2015年漫画購入覚書〉 計168冊
posted by 森山樹 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

2015年10月15日

ネメシス 2015 OCTOBER #24 



〈ジャバウォッキー1914〉
 今回は青島での戦いを離れて,2年前にリリーの戦いが描かれます。敵は有刺鉄線を駆使する殺人学教授。恐竜としての種族は不明ですが,ステゴサウルスかなあ。有刺鉄線で緊縛されたリリーは作者の悪魔との契約のアレですかね。番外篇ということですが,リリーの戦い方はやはり好み。次回はシェルティとサモエドの戦いが描かれるようです。

〈ひとはけの虹〉
 1609年のアントワープに転移したラファエロはルーベンスの工房を訪れます。そこで己の未来を知るラファエロが悲しい。とは言え,ルーベンスのモデルを務める少女ヤーナとの邂逅は或る種の運命を感じさせるものでありました。この出逢いが如何なる物語を紡ぐのか楽しみです。

〈猫まち主従〉
 クリスマスを楽しむダオ主従が可愛い。もてるクロスケにやきもきするダオ様が素敵です。まあ,いつも通りに内容はないのだけど,ダオ様が可愛いから許せる気がします。
タグ:ネメシス
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2015年10月13日

購入記録(2015.10.13)

佐藤明機 楽園通信社綺談 ビブリオテーク・リヴ 駒草出版 ¥1,296
村山慶 セントールの悩み(11) 徳間書店 ¥670

『楽園通信社綺談 ビブリオテーク・リヴ』は探していた作品。
無事に入手することが出来て何よりです。
佐藤明機の世界観は愛して止みませんから。
『セントールの悩み』は今巻から新年度篇に突入。
新たな登場人物が多数お目見えするみたいで楽しみ。
何だか,みんな癖が強そうではありますけれども。
まあ,委員長を慕うふたりがいろいろと楽しみです。

〈2015年漫画購入覚書〉 計167冊
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2015年10月12日

久正人『ノブナガン(6)』

〈2015年漫画感想27冊目〉
久正人『ノブナガン(6)』


 進化侵略体と戦うE遺伝子保持者の活躍を描いた『ノブナガン』の最終巻。絶望から希望への転換が素晴らしい。浅尾さんが此処まで重要な存在になるとは思ってもいませんでした。これは初登場時からの構想だったのかなあ。本当に素晴らしい。しおと浅尾さんの本当の出逢いから再会までの一連の流れは完璧だと感じます。また,切り裂きジャックことアダムとしおとの関係も見どころのひとつでありましょう。しおとアダム,そして浅尾さんが記念写真を撮る一連の場面が最高に素敵。この間に一切の台詞がないのが非常に効果的だと思います。それ故に最後の浅尾さんの写真があまりにも印象的であるのですけれども。浅尾さんに化粧を施すニュートンも素敵でありました。そして,浅尾さん救出の立役者のひとりであるガリレオ・ガリレイことバレンチナ・カッサーラの存在感も素晴らしかった。最終話ではまさかの場面が見られたのが嬉しいです。しかも,お相手が意外過ぎるのも良かった。他にもヴィドックの立ち位置も良かったです。ジョン・ハンターはちょっと哀れだけれど,まあ仕方ないよね。

 明かされた進化侵略体の予想を超えた正体が素晴らしい。そして,その身を徹して立ち向かったしおを始めとするE遺伝子保持者たちも。ノブナガンに加えて,もうひとつのE遺伝子をその身に宿すというしおの選択肢もたまらないものがありました。この最終盤の展開は完全に予想出来ずに意外性が大変楽しかった。しおの考えた作戦が途方もないながらも説得力があるのが素敵です。それはもうひとつのE遺伝子の特性と完全に適合しているからでもありましょう。このあたりの展開はまさに神懸っておりました。個人的にはそのE遺伝子を完成させた後の土偶と壱与の会話が非常に好み。最終話で海辺に佇むふたりの姿も印象的でありました。約2000年も戦い続けてきたふたりの星を超えた絆がたまりません。その壱与から指令の座を受け継いだヴィドックもいい味を出していました。彼の自嘲は,しかし,人類を救えたが故のもの。しおに対して本気で激怒する彼の激情も心地良かったです。後はやっぱり一般人代表としてのデリン・タナカかなあ。浅尾さんを救出した立役者のひとりであり,男としての格好良さも見せつけてくれました。あれは惚れちゃうよね。そして,最終巻に至って活躍を見せたウィリアム・テルやメフメトII世,ポルシェ,ノストラダムスも嬉しい。特にウィリアム・テルとノストラダムスの戦友としての会話が良かったです。ウィリアム・テルはロバート・キャパとの会話も好きだったけれど。極僅かな登場に留まった脇役全てが個性豊かだったのが素晴らしいです。

 終わってしまったなあというのが正直なところ。もう少し読みたかった気もしますが,此処まで綺麗に纏めてくれると満足する他ありません。しおと浅尾さんの絆の美しさが本当に素晴らしかった。外連味に溢れる描写と奇想の設定が作者の特徴ではありますが,その本質は稀代の語り手ともいうべき物語の展開にあると思うのですよね。その作者の能力が如何なく発揮された最終巻でありました。最終話がほぼ後日談というのも個人的には大変好み。本当に心から満足出来るあまりにも美しい物語でありました。敢えて言うならば,ロバート・キャパとウィリアム・テルの会話に登場したコロンブスの逸話が読みたかったけれどね。
タグ:久正人
posted by 森山樹 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想