2015年09月14日

購入記録(2015.09.14)

犬童千絵 碧いホルスの瞳(1) エンターブレイン ¥670

ハルタ誌で連載中の歴史漫画の第1巻です。
古代エジプトの女王ハトシェプストを主人公に据えた物語。
男装の女王ハトシェプストの若き日が描かれます。
現在は夫であるトトメス二世との確執が中心になっています。
エジプトを繁栄させた彼女の事跡が如何に語られるか楽しみです。

〈2015年漫画購入覚書〉 計146冊
posted by 森山樹 at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

ヤスダスズヒト『夜桜四重奏(17)』

〈2015年漫画感想20冊目〉
ヤスダスズヒト『夜桜四重奏(17)』


 妖と人間が共存する桜新町を舞台とする異能アクション漫画の第16巻。今巻は元老院が物語の中心に位置しているのが面白い。敵とも味方とも付かぬ存在ではありますが,桜新町を護りたいという想いは秋名やヒメと同じ筈。独自の行動理論をもって策動する彼らの今後の動きは桜新町と七郷を巡る戦いに大きく影響を及ぼすことでありましょう。その元老院の中心に位置し,また比泉円神とも接触を持っていた盛岡枝垂の失踪が何を意味するのか楽しみ。その枝垂と貴船雲珠,そしてルーシーの若き日の姿が描かれたのは興味深い。七郷に対する為に元老院が開発した決戦兵器,零郷の人体実験における悲劇がその後の枝垂の行動を決定づけることになったのかもしれません。尤も,その被験者であるルーシーはその実験に参画したことに一片の後悔も無いようありますけれども。来たるべき神無月に向けて元老院は外界断絶し,終わりの始まりの時が到来したように思います。

 若き日のルーシーの魅力が素晴らしい。それだけに零郷の実験により,若さを奪われた姿が痛ましく思えますが,それを全く意に介さないルーシーが格好良かった。円神と結ぶことで暴走にも思える枝垂を止めることが出来るのは彼女だけなのでありましょう。そして,元老院側では椎名のり子の活躍も目立っていました。親友である撫子やじゅりとの別れがあっさりしていたのも彼女たちらしい。寧ろ,信頼関係の賜物であるように感じます。また,暫く前までは敵として対峙していた元老院のひとり,伊予紫がすっかり秋名やヒメたちに馴染んでいるのも楽しかったです。敵として登場した人物が心強い仲間となっていくのは嬉しいものです。ざくろや入鹿もいい味を出しているしね。外界断絶することで暫し出番はなくなりそうですが,再登場の際を待ちたいと思います。その紫を交えての男子会が存外に楽しかった。雄飛の言う桜新町で何百年も生きているが故の特権も羨ましい。誰一人欠けることなくこの戦いを生き延びて欲しいものであります。とは言え,あの巴ですら自分ひとりの胸にしまっておけなかった未来予測の存在が非常に気がかり。予断を許さない展開となりそうです。男子会と対になる形で開催された女子会も楽しかったのですが,この落差の激しさが怖い。幸せな終わり方を望んでいるのですけれども。

 約束の神無月まで残された時間は後2か月。終わりが始まり,物語は終局への道を歩み始めます。未だに見えてこない比泉円神や盛岡枝垂の真の目的が気になるところではありますが,それは意外に秋名やヒメと同じ方向を向いているのではないかという気もしています。いずれにせよ,みな多かれ少なかれ愛着のある人物ばかりなので,犠牲者が出ることは避けて欲しい。様々な伏線が此処に来て回収されているように思うので,最初から改めて読み直してみたいところではあります。このまま結末へ向けての疾走を大いに楽しみにしたいと思います。
posted by 森山樹 at 06:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想