2015年08月16日

ハルタvolume.27



〈ダンジョン飯〉
 ライオスが食中毒で一旦休止ということで,今回はマルシルの回想が描かれます。ファリンとの出逢いが楽しい。というか,ファリンがきちんと描写されたのは今回が初めてではないかしら。なかなか魅力的なお嬢さんであります。如何にもライオスの妹といった感じ。そのファリンを食べた炎竜までは後一階。冒険は大詰めということになるのでしょうか。

〈ふしぎの国のバード〉
 日光から先の経路を巡って対立するバードと通訳の鶴吉。この日光篇では宿の娘であるお春の活躍が素敵であります。そして,お酒に酔うバードの姿が印象的。一悶着ありましたが,新潟へは会津を経由していくことに決まりました。旅は続きます。

〈乙嫁語り〉
 完全に恋する乙女になっているパリヤさんが可愛らしくて愛おしい。夢の中での花嫁姿も印象的でありました。女性会で行う水路掃除での生き生きとしたパリヤさんも非常に魅力的。それだけに悪夢に気を取られて焦燥するパリヤさんが切ないです。幸せになって欲しいなあ。

〈ルドルフ・ターキー〉
 ベンジャミン・ベアとの直接対決最終幕。余裕を見せるB・Bを完全に圧倒するルドルフの格好良さが炸裂しています。ルドルフの評価に涙を見せるモモコもまた美しい。そして,ルドルフを狙う銃口を身を以て制するエグマリヌの忠犬ぶりが素晴らしかった。ベンジャミン・ベアがルドルフ暗殺計画の黒幕というのはやや拍子抜け。完全に小物感が漂ってしまっていますからね。彼の逆襲にも期待したいところではあります。

〈狼の口〉
 ハプスブルク軍の強大さと公弟レオポルトの非情さが印象的。ヴォルフラム亡き後の悪役をレオポルトが一手に引き受けている感があります。カタリーナ城の陥落とともに此処まで死力を尽くして戦ってきた勇士ハインツも戦死してしまいました。再び登場のヴァルターが森林三邦を統べて戦うはモルガルテンの地。いよいよ最終決戦となりそうです。

〈碧いホルスの瞳〉
 新たな季節の到来とともに視察に出かけたシェプスト。彼女の目に映るのは労働に苦しむ民衆の姿でありました。戦争に奔走する夫トトメスとは異なる形での統治を志す契機となりそう。それを扇動する形になったセンムトが非常に魅力的。或る意味で最高の副官と言えるのでありましょう。

〈事件記者トトコ!〉
 トトコに振り回される妙蓮寺藍子先生がたまらなく素敵。葛木さんの付き合いの良さも割と好みです。相変わらず,美味しいところは全部持って行ってしまいますけれどね。何はともあれ,今回はトトコも或る種のお手柄を得て大満足です。妙蓮寺先生は今後も登場して欲しいですね。

〈ストラヴァガンツァ〉
 今回は二話収録。黒尾人の虜囚から脱走したビビアンでしたが,今度はエシンの毒を垂れ流したゴルモアの捕らわれてしまいます。しかも,ゴルモアの一行には多数の鬼戎族がおり,脱出は困難に思えます。この絶望的な状況が辛い。唯一の助けとなりそうなのがベッペ・モロだけというのがなあ。緊張感が続きます。

〈織子とナッツン〉
 海の家でのバイトに勤しむ織子とナッツン。そして,何よりも岬先輩が相変わらず素敵に可愛い。なぎさもいい感じのキャラクターで再登場を期待したいところ。相変わらず,雰囲気が非常に好みの作品であります。
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posted by 森山樹 at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌感想