2019年05月21日

ハルタvolume.64



〈煙と蜜〉
 秋の美味に舌鼓を打つ花塚家の回。鰹のたたきや里芋の煮物,秋刀魚の塩焼きなどたまりません。そして,余りものを全て平らげてしまう文治さんが格好よい。食べっぷりの良い人というのは魅力的であります。何よりも食べ方が綺麗ですしね。姫子さんの誤解を解かないままの文治の優しさも良かったです。

〈北北西に曇と往け〉
 久しぶりに本篇再開。シグルーンの依頼で失踪したフレイヤを遂に発見する慧。なんだか,とても探偵らしくて良いです。問題はそのフレイヤからの証言でやはり弟である三知嵩への疑念が深まったということ。三知嵩との対峙を決意した慧のこの先が心配でなりません。

〈山を渡る〉
 三多摩大学山岳部全員が参加しての初の登山開始。目標は丹沢。登山には興味がないのですが,黒木主将の紹介を見ているだけでも非常に魅力的です。まあ,実際に登ることはまずないでしょうけれども。相変わらず,疾走感のある展開が大変楽しいです。

〈乙嫁語り〉
 することがないときの過ごし方のお話の後篇。これで物語が成立してしまうのだから素晴らしい。久しぶりのパリヤさんとカモーラさんが嬉しかった。アゼルとカルルクの語らいも良いですね。そして,ひと時の凪を経て,スミスとタラスの旅も再び始まります。次の舞台は何処になるのでしょうか。

〈ダンジョン飯〉
 エルフによるダンジョンから冒険者を締め出す作戦が開始。思った以上に脳筋というか非常に乱暴な気がします。巨大歩き茸が意外に難敵で楽しい。そして,エルフの隊長が想像以上に有能なんだけど,ポンコツぶりを見せてくれて可愛いです。狂乱の魔術師を発見したことでダンジョン地下1階での騒動も新たな局面を迎えそうですね。

〈欅姉妹の四季〉
 来年の夏か冬には家を出る計画を立てる欅四姉妹の次女の朱美。物語は朱美を中心に新展開の様相を見せ始めます。まだまだどのような方向に転がっていくのかは予想できません。個人的には仲の良い姉妹の物語でいて欲しいんだけどなあ。

〈ふしぎの国のバード〉
 お雪さんの夫の葬儀に触れるバード。そして,伊藤に告げるバードの想いが割と衝撃的。この旅が冒険家としての最後の旅となるという決意を込めたものであれば,あそこまで頑なに拘るのも分かる気がします。バードの決意を聴いた伊藤の対応が気になるところです。
タグ:ハルタ
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2019年05月20日

購入記録(2019.05.20)

にしうら染 モネのキッチン 印象派のレシピ(2) 秋田書店 ¥490
長池とも子 メディチと薔薇の娘 秋田書店 ¥648
久世みずき 終末フレンズ(1) 秋田書店 ¥648

秋田書店の女性向け漫画を3冊購入しました。
割とボニータコミックスとかプリンセスコミックスは好みの作品多いんですよね。
歴史やファンタジィ系の作品が多いからかもしれません。
『モネのキッチン』はこれが最終巻。
印象派に連なる画家の群像劇として面白かったので残念。
次なる作品を期待したいと思います。
『メディチと薔薇の娘』と『終末フレンズ』は表紙買い。
期待通りに面白いと嬉しいですね。

〈2019年漫画購入覚書〉 計73冊
posted by 森山樹 at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

2019年05月16日

依田温『琥珀の夢で酔いましょう(1)』

〈2019年漫画感想36冊目〉
依田温『琥珀の夢で酔いましょう(1)』


クラフトビールを題材とした漫画の第1巻。
京都を舞台にクラフトビールが介在する人間模様が描かれます。
七菜と隆一と鉄雄の三人が主人公ということでいいのかな。
モデルのMAKOTOもそのうちに常連化してきそうな気がしますが。
登場するビールは全て実在のものばかりです。
まあ,半分くらいは飲んだことがあるのが既にビールクズ。
場所柄ということもあって京都のクラフトビールが多めかな。
海外のクラフトビールも扱われますが有名なものばかりですね。
クラフトビールを提供するビアバーが舞台なので美味しそうなものも登場します。
それぞれに夢を追う三人の群像劇としてはまだまだこれからかな。
凡庸ではありますが王道であり面白くないわけではないです。
今のところ,クラフトビールが登場するだけが特徴的というのはやや難点。
祇園祭や糺の森,鴨川などの京都らしさが扱われているのは嬉しい。
主人公のひとりである七菜も可愛らしくて好感が持てます。
地ビール祭り京都は行きたいですねえ。
毎年のように他の予定と被って一度も行けていません。
とりあえずはクラフトビール好きとしてはそれなりに満足。
青春群像劇としても悪くないといったところでしょうか。
クラフトビール+青春群像劇という目新しさはあるのかな。
後はこのふたつの要素が融合して不可分のものになることを期待したいものです。

(マッグガーデン 2019年)
タグ:依田温
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2019年05月12日

高橋アキラ『MASTERグレープ(7)』

〈2019年漫画感想35冊目〉
高橋アキラ『MASTERグレープ(7)』


血塗れの口無真理が禍々しい『MASTERグレープ』の第7巻です。
彗龍旗大会が終わって,いよいよ口無真理本人が物語に絡んできました。
此処からが本番と言えるのかもしれません。
梅崎武道と虎ノ尾大厳の棒術と大太刀の戦いは素晴らしかった。
何処までも真っ向から大太刀に挑む武道の姿が格好いい。
それに感化されたかのように大太刀を振るう大厳も良かったです。
引き分けに終わった後に手を差し伸べる大厳の姿が印象的でした。
最終戦は桃山安守哉と竜胆兵太による剣術と鎖鎌の対決。
殺気さえも不純物とし,強くなるための理由はないと言い切る安守哉が格好いい。
やはり彼こそが武道の最大の友であり,好敵手となる気がします。
彼の勝利をもって元舞高校デパ地下グルメ食べ歩き隊が優勝となりました。
そして,影から見守っていた口無真理が先ずは天狼会の三人の元に登場。
後継者を選ぶための戦いが始まることを兵太が口にします。
但し,これが誰の後継者なのかはまだ不明。
普通に考えれば,口無真理の,ということになるのでしょうが。
この口無真理はまだ謎だらけ。
使う武器も破門になった理由も未だに明かされていません。
シタン先生に武道,赤四手砌とともに修行をしていた第四の少年も気になります。
強さのみが条件となる新たな戦いが始まろうとしています。
その中で元舞高校最強の麻葉火ゑ照が如何に動くのかも楽しみでなりません。
これまでに登場していない新たな武器も期待したいもの。
ますます熱さを増す異種武器による戦いを待ち望みたいと思います。

(小学館 2019年)

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2019年05月11日

高橋アキラ『MASTERグレープ(6)』

〈2019年漫画感想34冊目〉
高橋アキラ『MASTERグレープ(6)』


デパ地下グルメ食べ歩き隊の活躍を描く異種武器格闘アクション漫画の第5巻。
彗龍旗篇がいよいよ大詰めということもあって非常に楽しいです。
片手槍対鎖鎌,二刀対薙刀と燃える戦いが続きます。
特に片手槍を駆る赤四手と鎖鎌の竜胆の戦いは白熱しました。
鎖鎌の変幻自在な攻勢がものすごく格好いいです。
この種の技巧を凝らした武器は大好き。
一方で普段とは異なり片手槍を駆る赤四手は手負いの身ながらも奮闘。
天狼会に一矢を報いての引き分けを導きました。
異なる戦術を用いてのぶつかり合いというのが異種武器格闘の魅力ですね。
暗躍するマサリが見守る中での決勝戦第一試合も大変良かった。
薙刀を操る天狼会の白山千鳥の美貌と嗜虐性が非常に好き。
対峙する松田主将の戦い方も甘いとは思うけれども悪くない。
二刀を生かしての戦いは見応えがありました。
異種武器ということで男女の戦力差が或る程度埋まるのは面白いです。
白山千鳥の殺気を纏った凛々しさは素敵過ぎます。
今後の活躍も楽しみにしたいところです。
そして,戦いは第二試合の梅崎武道対虎ノ尾大厳戦へ。
主人公である武道の漸くの出番ということで期待します。
得物は棒術対大太刀。
膂力において圧倒する大厳に対して武道が同じく力をもって迎える展開は熱い。
勝機を如何に見出すのか楽しみにしたいと思います。

(小学館 2018年)

タグ:高橋アキラ
posted by 森山樹 at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想